クィア・ミュージックの情報アーカイブ


Queer Music Review -Live Review-

藤本大祐 presents スリーマンライブ『Triangle Typhoon』

2011年4月21日 at 秋葉原 PAGODA

出演:鹿嶋敏行、佐藤歩、藤本大祐(五十音順)
O.A.:心地ぽんた

このライブ観覧記は、当サイト運営者が SNS の mixi で Web 日記として公開していたテキストを、一部加筆修正して再録したものです。テキストの性質上、文体も内容も、かなり軽めです。

もうすぐ活動10周年となる藤本大祐さんが企画したスリーマンライブ。藤本さんのホームである秋葉原 PAGODA の常連ミュージシャンの佐藤歩さんと、PAGODA には初出演の鹿嶋敏行さんとの共演。

他のライブでは滅多に観られないであろう、いつもの藤本さんとは一味違ったスペシャル・パフォーマンスも観られました。

そのひとつが、藤本さんと鹿嶋さんのデュエット。

これこそが、今回の私のお目当てでした。

鹿嶋さんは、2010年11月23日に開催された『ソラニワ vol.3』で藤本さんと共演して以来、藤本さんとのデュエットを熱望していたのだそうです。

※『ソラニワ vol.3』観覧記はこちら。 >> Here

藤本大祐&鹿嶋敏行

このおふたりのデュエットで面白かったのは、かねてより藤本さんとのデュエットを熱望されていたという鹿嶋さんが、藤本さんへの親愛の情を、母性すら感じさせるほど大らかに、包み込むように優しく、全身で表現なさっていたのに対して、藤本さんのほうはというと、そうした鹿嶋さんからの大らかな愛情表現に、終始、照れ気味でいらっしゃったところ(笑)。

いつもの藤本さんのパフォーマンス(あくまでも私が実際に観てきた範囲内に限られますが)には、ストイックな雰囲気が私には感じられていたのですが、今回の鹿嶋さんとのデュエットには、例えるならば、ひたすらトレーニングに明け暮れる毎日を送っているストイックな青年が、慣れないデートの場面でドギマギしているような、それに似た雰囲気が漂っていたんですよね。そうした、「平凡だけれど心温まる、日常の一コマ」感は、いつもの藤本さんのパフォーマンスには、どちらかといえばあまり見られない種類の味わいだったので、だからこそ私には、それがかえって新鮮に感じられて、とても楽しかったです。


そしてもうひとつのスペシャル・パフォーマンス、佐藤歩さんとのデュエットは、なんとレディー・ガガの「パパラッチ (Paparazzi)」のカバー。「僕だってクラブ・ミュージックを聴くんですよ」と、MC の中でおっしゃっていた藤本さん。もちろんそのことは知っていましたが、シンガー・ソングライターとしての藤本さんの普段のイメージは、クラブ・ミュージックとはそれほど結び付いていなかったので、この選曲はかなり意外というか、これもまた普段のイメージとのギャップが面白い、特別なデュエットでした。

藤本さんのサングラス姿を、私はこの日、初めて見ました。
藤本大祐&佐藤歩

注:藤本さんです(笑)。
藤本大祐


この日のライブは、内容そのものが楽しかったのはもちろんなんですが、ごくごく私的な感想として、『ソラニワ vol.3』で藤本さんや鹿嶋さんと共演なさっていた藤井 周さんや、『ソラニワ vol.3』の公式カメラマンであった風太郎さんたちと一緒になって、藤本さんのアニバーサリー・ライブを観るという、そのシチュエーションが、何だか『ソラニワ vol.3』の同窓会のような感じがして、それがとっても嬉しかったのです。

『ソラニワ vol.3』のオーガナイザーでいらした sola さんは、この日は残念ながらお仕事の都合で、会場にお出でになることは叶わなかったのですが、これで sola さんがいらっしゃれば完璧! というくらい、『ソラニワ vol.3』での出会いを大切にしている面々にとっては、うたを通じて人と人とがつながっていくことの素晴らしさを改めて感じさせてくれた、とっても幸せなライブだったのです。


客席でのツー・ショット。
鹿嶋敏行&藤井周。
鹿嶋敏行&藤井 周
まるで仲良し姉妹のようなふたり。

Text and Photo by Takaki Fujishima



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