クィア・ミュージックの情報アーカイブ


Queer Music Review -Live Review-

海の家

2011年8月29日 at 新宿 ArcH

Live 出演:TAKEJIRO、林レイナ、Men⇔Dy(五十音順)

このライブ観覧記は、当サイト運営者が SNS の mixi で Web 日記として公開していたテキストを、一部カットして再録したものです。テキストの性質上、文体も内容も軽めです。

海の家

ArcH の扉を開けたら、本当に海の家みたいな内装になっていたので、ビックリしました。フロアーには青のビニール・シートが敷かれていて、キャットウォークも兼ねた座卓が置いてある。他にもパラソルが立ててあったり、波の音が間断なく流されていたり。

さぞや準備は大変だったろうなー、と思います。風太郎さんと NAOKI さんを始めとしたスタッフのみなさん、お疲れさまでした。


さてさて、この日のライブは、耳の病気で音楽活動を休止していた Men⇔dy さんの、復活ライブでもありました。

藤嶋は、Men⇔dy さんのライブを観るのは、これが初めてだったんだけど、観に行って良かった。

この日でなければ観ることのできない美しいものを見せていただいた、そんな気持ちです。

病気という不可抗力のせいで、うたいたいのにうたえない。そんな状況は、さぞやつらかったことと思います。でも、そんなつらい時期を経て、こうして活動を再開した Men⇔dy さんは、自分が楽しむためにうたっているのではなく、自分を支えてくれたみんなのためにこそ、うたをうたっていました。

そうした Men⇔dy さんの意志が、うたを通じてちゃんと伝わってきました。

Men⇔Dy1 Men⇔Dy2

Men⇔Dy3

Men⇔Dy4

最後に披露された新曲「Y.T.T.」は、療養中の時期を支えてくれた、オーガナイザーの風太郎さんと NAOKI さんへの思いをうたったものだそうです。常に笑顔を絶やさず、みんなを楽しませるために、明るく楽しいパフォーマンスを繰り広げていた Men⇔dy さんですが、この「Y.T.T.」の大サビで、オーディエンスのみんなも一緒になっての大合唱には、さすがにこらえきれなくなって、ついに号泣。

Men⇔Dy5

号泣しながらも、一生懸命マイクをオーディエンスのみんなに向ける Men⇔dy さん。
Men⇔Dy6 Men⇔Dy7

そして、深々とお辞儀。
Men⇔Dy8

エンタテインメント性たっぷりのパフォーマンスでありながら、Men⇔dy さんが胸の内に熱く秘めている、うたうことへの情熱が、観る側の襟を思わず正させる、そんな真摯な雰囲気をあわせもった、とってもとっても美しい、心を洗われるようなライブでありました。

Text and Photo by Takaki Fujishima



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