クィア・ミュージックの情報アーカイブ


Queer Music Review -Live Review-

第2回どろぶねチャリティーライブ

2011年9月11日 at 新宿二丁目 鉄板女酒場どろぶね

出演:kkjk

このライブ観覧記は、当サイト運営者が SNS の mixi で2011年9月13日付の日記として公開したテキストからの抜粋です。

第2回どろぶねチャリティーライブのフライヤー

9月11日は、新宿二丁目にある「鉄板女酒場どろぶね」にて開催された『第2回どろぶねチャリティーライブ』にお出かけしてまいりました。

出演の kkjk(カケジク)がライブをおこなうのは、2009年11月7日の『GLAP2009』以来。つまり、このライブは kkjk の復活ライブでもあります。

詳しい話を本人から聞いているわけではないので、正確なことはいえないのだけれど、kkjk の mixi 日記や Twitter の内容から察するに、音楽活動を休止していたあいだというのは、歌いたくても歌えない状態だったのだろうと思います。

でも、こうしてふたたび音楽活動がおこなえるまでに回復できて、ほんとうに良かったです。

そして、パフォーマンスの内容も、非常に素晴らしかった。

自分が今まで観てきた kkjk のパフォーマンスの中では、まちがいなく、今回がベストでした。

kkjk
店内で最良の撮影ポイントを見つけられなかったのと、今までの撮影で経験したことのない光量だったので、まともな写真がほとんど撮れませんでした……。技術不足、申し訳ないです。

これはライブ終了後、すでに kkjk 本人に口頭で伝えていることなんだけど、シンガーとしての kkjk の弱点は、緊張すると声が出なくなってしまうことなんですよね。

でも、今回のライブでは、すごく声が前に出ていました。

緊張していなかったというわけでは、全然ないんですよね、実は。むしろ、今まで以上に緊張してたと思う。MC の声も震えちゃってたし、挙動も落ち着きがなかったし(笑)。

でも、今回のライブでは、たとえどれだけ緊張していても、その影響が歌声に表れてしまうことはなかった。

今回の kkjk は、現時点でのベストの歌声を、ちゃんとオーディエンスに届けてくれました。

そこがとても素晴らしかったのです。

歌詞の内容をすごく大事にしていたし、歌の言葉ひとつひとつをていねいに歌い上げていた。

まさに、「歌ありき」のライブだったのです。

オープニングで歌われたのは、斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」。これがものすごく印象的でした。

この曲を最初にもってきたのは、「私は、歌うたいである」という kkjk からの宣言。「私がいちばんやりたいのは、歌をうたうことである」という kkjk の意志表示。

――私は、そのように感じました。

そして、この「歌うたいのバラッド」に象徴されるように、今回の kkjk は、「憑物が落ちた」という状態だったと思う。

つまり、雑念の一切ない状態。

だからこそ、kkjk はこれからも、今回のようなスタイルを貫いていってほしい。

Text and Photo by Takaki Fujishima



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