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Queer Musicians -Japanese-

LOOSE36

LOOSE36

ジャンル:ロック

帰り道

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バイオグラフィー

掲載日:2019年2月8日、最終更新日:2019年2月8日

2000年代の前半に、日本の LGBT プライド・イベントから派生したムーブメントのひとつとして盛り上がりを見せたゲイ・インディーズ・シーンは、その黎明期には、打ち込み系のソロ・ミュージシャンおよびユニット、そしてアコースティックのソロ・ミュージシャンたちが、シーンの主流を占めていた。しかし2000年代の後半に入ると、急速にロック・バンドがもてはやされるようになった(この変化の背景については、All Kitties の項で詳しく述べているので参照のこと)

この流れに応じて、それまでは打ち込み系のミュージシャンたちが中心となって運営・開催されてきた札幌のゲイ・ライブ・イベント『North Point』シリーズも、2006(平成18)年になると、出演者をロック・バンドに特化した『North Point 2006 ~THE BAND~』(at 札幌 Bridge)を5月13日に開催して、当時のシーンの主流に足並みをそろえた。

そして、このイベントに地元発のバンドとしてヨロコビと共に出演していたのが、これが初ライブとなった RUDE (翌年には LOOSE36に改名)である。

メンバーの顔触れは、リード・ボーカルの T/K、ギターの JULLY、ベースの AZ、キーボードの N☆、ドラムスの COBO.の5人。

ボーカルの T/K は、borderlessDevice Thousand といった打ち込み系のツイン・ボーカル・ユニットでの活動を経たのちに、2005年からはソロに転じていた TAKASHI の別名義。

キーボードの N☆は、RIGHTS OF DARK や Device Thousand など、打ち込み系のダンス・ポップ・ユニットのほかにも、ソロでの活動歴もある NAOHIRO の別名義。

そして、これもやはり打ち込み系のソロ・ミュージシャンとしてゲイ・インディーズで活動してきた COBO.も結成に加わっていることから、RUDE というバンドは、札幌のゲイ・インディーズをこれまで牽引してきた打ち込み系のミュージシャンたちが、時流の変化に適応すべく結成したロック・バンド、という趣きが強い。

同年の6月11日には、名古屋の HIV 啓発イベント『NLGR START Music Event "Soleil"』(at 名古屋・池田公園)に出演。翌2007(平成19)年7月29日には、地元・札幌のゲイ・ライブ・イベント『North Point 2007 -RE:BIRTH-』(at 札幌 SoundCrue)に出演。ドラムスが COBO.からラックス(ex.ヨロコビ)に代わり、バンド名も RUDE から LOOSE36 へと改名して、バンド初のシングル CD「帰り道」(c/w「ROUTE36」)も会場では販売された。

2007年11月14日には、新曲の「Dear my friend」の歌詞および試聴用の mp3ファイルが、mixi コミュニティを通じて公開。さらに12月5日には、もうひとつの新曲「Remember days」の歌詞と試聴用 mp3ファイルを同様に公開(現在ではいずれの mp3ファイルもサーバから削除)。そして12月8日には、新宿 Future Nature Valve にて開催された企画ライブ『BAND BATTLE FESTA』に出演(N☆は都合により不参加)。オリジナル曲のパフォーマンスのほか、ピンク・レディーの「UFO」をロック・アレンジでカバーするという、ユーモラスな試みもおこなわれた。この後の LOOSE36の活動は確認されていない。

(文中敬称略)



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